妊活力アップのための体づくり

まずは、カウンセリング

不妊治療は病院との相性が重要です。しっかりカウセリングを受けてから治療を受けましょう。

不妊治療の第一歩はカウセリングから。カウセリングで身体の状態を調べたり、治療内容の説明を受けて不安を解消してから、治療へと進んでいきます。病院選びのポイントと、不妊治療の種類や検査についてまとめました。

不妊治療の種類

現在、日本で行なわれている不妊治療には、タイミング法、人工授精(AIH)、高度生殖補助医療(体外受精(IVF)、顕微鏡受精)があります。まずタイミング法が試みられ、それでも妊娠しない場合は、人工授精⇒体外受精へと進んでいきます。

●タイミング法
月経の周期と基礎体温の記録をもとに、医師が次回の排卵予定日を割出して、そのタイミングに合わせて性交を行うものです。健康保険が適用できるので経済的な負担が少なく、約9割のカップルが5周期程度で妊娠している治療法です。

●人工授精(AIH)
タイミング法で妊娠できない場合に行われます。ネガティブなイメージを持たれがちですが、自然に近い治療法です。男性の精液を採取して、それを女性の子宮に直接入れて受精を促します。

●高度生殖補助医療(体外受精(IVF)・顕微授精)
一般的な不妊治療で妊娠できなかった場合は、高度生殖補助医療(体外受精(IVF)・顕微授精)を試みます。女性の膣から採取した卵子と、男性の精液から採取した精子を、人工的に授精させる体外受精と、卵子の中に精子を注入して受精させる顕微授精の2種類があります。

●サプリメント
病院で受ける不妊治療ではありませんが、サプリメントを摂取したら、「妊娠した!」という人もいます。サプリメントで直接妊娠というわけではありませんが、マカや葉酸、亜鉛にはホルモンバランスを整えて排卵を促す作用があります。不妊治療と併せて摂り入れると、赤ちゃんを授かりやすい体質に近づく可能性がアップします。

病院選びのポイント

不妊治療で後悔しないためには、病院選びが重要です。治療件数や治療技術はもちろん、病院の設備や、産科が併設されているか、カウセリングスキルなどメンタル面への配慮もしっかりチェックしましょう。

<病院選びのチェックポイント>
●治療技術や成功実績はどのくらいあるの?
治療実績は重要なポイントです。不妊治療を行っていても、成功数が少ないと、不信感を抱いてしまいます。過去にどのような治療技術で、何件治療を行い、成功率は何パーセントなのかを、きちんと確認しましょう。

●病院の設備は充実しているの?
万が一、体外受精を行う可能性も視野に入れて、採取した卵子や精子の管理設備が整っている病院を選んでおくと安心です。最近では、国際品質マネージメントシステム「ISO9001」を取得することで、医療クオリティをさらに高めている施設も増えてきています。医療設備を重視したい方は、目安にするといいでしょう。

●産科は併設されているの?
不妊治療を受ける人には、出産まで同じ先生に診てもらいたい人と、不妊治療を誰にも知られたくない人とがいます。同じ先生に診てもらいたい人は、産科が併設されているクリニックを選ぶといいでしょう。ほかの患者さんが気になったり、お子さん連れの場合は、プライバシーへの配慮や、キッズルームが整っているかどうかも確認しましょう。

●カウセリングは充実しているの?
男女間で考え方が食い違ったり、不安を抱えていると、不妊治療がスムーズに進みません。最近では、カウセリングを重視する傾向にあり、専任のカウンセラーやコーディネーターを置くクリニックも増えているので、1つの目安にするといいでしょう。

不妊治療の検査

不妊治療を受けるクリニックが決まったら、基礎検査をして、不妊の原因を突き止めます。月経周期に合わせるのがベストですが、月経期・低温期・排卵期・高温期・排卵の時期以外と、各時期に合った検査項目があるので、いつ受けても大丈夫です。

主な検査の流れとして、まず問診を行います。月経周期の状態、不妊治療や妊娠・出産の有無、男女両方の身体の状態や病歴などを医師に伝えます。今後の検査や治療方針の説明を受け、超音波検査と内診をして、子宮筋腫や子宮頸がんなど、他の病気の有無を調べます。
ここでポイント。自分の基礎体温表があると、医師があなたの身体のリズムをきちんと確認できるので、スムーズかつ正確な診察が見込めます。診察に行く際は、ぜひ持参するようにしましょう!

<基本的な検査内容>
身体のリズム ホルモン検査や超音波検査
低温期 基本検査の内容
月経期 ホルモン検査
超音波検査
低温期 超音波検査卵管系の検査
排卵期 尿中LH検査
頸管粘膜検査
ツーナーテスト
超音波検査
高温期 黄体機能検査
子宮内膜組織診
超音波検査
排卵の時期以外 クラミジア抗体検査
精液検査
AMH検査