妊娠したい、赤ちゃんが欲しい方向け妊娠準備方法

【年代別】産める体づくり

年代別の身体のしくみを知って、赤ちゃんを授かるための準備をしましょう。

女性の身体は年代ごとに変っていきます。20代で成熟期を迎えて妊娠準備体制に入り、40代後半から50代で閉経します。それとともに卵子や生理・子宮の働きにも変化が。年代ごとの身体のしくみと、産める体づくりを解説します。

年代別女性の体のリズムとその仕組み

女性の体は20代から40代前半にかけて成熟期になり、ホルモンバランスが安定して妊娠しやすい時期になります。

●20代のからだ
生理後から排卵前にかけて、女性ホルモン「エステロゲン」を分泌して低温期に入り、排卵後から次の生理にかけて、「プロゲステロン」を分泌して高温期になります。
ホルモン分泌が正しく働くと、基礎体温がきれいな二層になり、排卵も正常に。月経周期も安定して25~38日周期で、月経期間も3日~7日ぐらいです。
子宮の状態は、排卵前はエステロゲンの分泌で子宮内膜が少しずつ厚くなり、排卵後にプロゲステロンの働きでふかふかになり、受精卵の着床準備を整えます。

●30代のからだ
30代前半は、20代の頃と同じように女性ホルモンを正常に分泌し、基礎体温や月経周期が安定し、子宮内膜も着床しやすい環境になります。
35歳を過ぎると女性ホルモンの分泌がゆるやかに減少し始めます。この頃から卵子や子宮の老化が始まり、月経周期や生理期間が乱れるようになり、月経がきても無排卵になることも。

●40代のからだ
ホルモンの分泌量がさらに低下し、子宮や卵子の老化が進みます。人によってはちょっとしたストレスで月経が来なくなったり、月経期間が長くなったり短くなったりすることも。月経周期や基礎体温の乱れや無排卵月経になることもあります。
子宮も徐々に小さくなり、子宮筋層の厚みや弾力性が失われていきます。また、女性ホルモンの分泌の低下とともに子宮内膜も薄くなり、受精卵が着床しにくい状態に。自然妊娠の確立は大幅に低くなり5%。流産や早産、染色体異常のリスクが伴います。

卵子にも老化があるってホント!?

35歳を境に卵子の老化が始まり、自然妊娠が難しくなってきます。しかも、一度老化が始まると若返りは不可能で、妊娠・出産時のトラブルを引き起こし兼ねません。アンチエイジングは無理でも、食事や生活習慣を見直すことで、老化を遅らせることはできます。

卵子のメカニズム

卵子の基となる細胞は生まれたときから増えることはありません。生まれたときに最も数が多く約200万個ありますが思春期には約20~30万個にまで減少。その後も加齢とともに閉経を迎えてゼロになるまで、どんどん減り続けていきます。
1回の月経で排卵される卵子はたった1つ。数がたくさんあるので大丈夫という気がしてしまいますが、正常に受精して妊娠できる可能性を高めるには、卵子の母数が多い必要があるのです。

卵子の老化が不妊の引き金に

卵子は減り続けるだけでなく、染色体異常などの先天性異常時出産のリスクや流産、着床障害、受精障害などが年齢とともに増加してきます。 また、妊娠が成立しない、妊娠能力がどんどんなくなっていくということが起こりえます。
40歳を過ぎても妊娠しスムーズに出産する方もいますが、20代、30代に比べて着々と妊娠しにくい体になっていきます。

生活習慣が加齢に与える影響

卵子の老化は加齢が主な原因ですが、ストレスや食生活の乱れ、身体の冷え、子宮や卵巣の病気、喫煙、環境汚染なども影響しています。特に喫煙による影響は大きく、タバコに含まれる化学物質が、卵細胞を死滅させたり、女性ホルモン(卵胞ホルモン・黄体ホルモン)の分泌量を減少させて、流産や早産のリスクを高めています。

妊娠力を高める生活習慣

食生活や生活習慣を見直すことで、妊娠力は高まります。妊娠に必要な栄養を過不足なく摂り、運動をして下半身の筋肉を鍛え、身体を冷やさないように心がけましょう。

バランスの取れた食事を3食べる

妊娠力を高めるには、ビタミン、ミネラル、たんぱく質、葉酸、亜鉛、鉄分をしっかり摂り、血行を促す赤い食材、ホルモンを活性化させる黒い食材を積極的に摂りましょう。
コンビニ弁当やお惣菜には添加物や保存料が含まれているので、便利だからといって食べるのはおすすめできません。朝食抜きもNGで、しっかり食べるとホルモンバランスが整います。
1日3食バランスの取れた食事が理想ですが、摂取しきれない栄養素(マカや葉酸など)はサプリメントで補うといいでしょう。

運動をして下半身の筋肉を鍛える

下半身の筋肉を鍛えると、血行がよくなって代謝が上がります。卵巣の血液の流れがよくなり、卵子の質もよくなります。筋肉をしっかりつけておくと、出産時にいきむときに下半身に力が入りやすくなり、スムーズなお産につながります。スクワットやウォーキング、水中ウォーキングなどがおすすめです。

身体を冷やさない工夫

血液の流れが悪くなると、体が冷えて免疫力が低下し、卵子の機能が低下して、妊娠しにくくなります。筋肉量が少なくなると、代謝も悪くなり、体が冷えやすくなるといわれています。有酸素運動+筋肉トレで筋肉をつけて代謝を高めたり、ショウガなど体を温める野菜を食べて血液循環をよくしたり、上着やカーディガンを羽織るなど、体を冷やさないように工夫しましょう。

妊活サプリで栄養素を補う

普段の食事では補えない栄養素は妊活サプリがおすすめです。サプリは体内の栄養環境と整えて、卵子や精子の成育に必要な栄養素を摂ることができます。
今注目度が高まっている成分のひとつに「マカ」があります。
マカは南米ペルーのアンデス山脈で栽培されているアブラナ科の根野菜で、寒暖の差が激しい過酷な環境で育つため必須アミノ酸やビタミン、ミネラルなどを豊富に含んでいます。
マカに含まれている植物エストロゲンは、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをし、女性の不調に効果的。
また、滋養強壮や疲労回復も期待できるため、男性の不妊にも効果があるのではないかと考えられています。
人によってはホルモンバランスが変化することも考えられるため、過剰な摂取は控えて1日の適量を摂取することをおすすめします。