基礎体温の測り方、妊娠と女性ホルモンの関係

妊娠率を高める卵胞期の過ごし方

低温期は赤ちゃんを授かりたい人にとって重要な時期。元気な卵子を育てるにはどうすればいいの?

月経が始まってから排卵が起こるまでの約2週間は、体温が低くなり低温期になります。この期間は卵胞期といわれ、赤ちゃんを授かりたい人にとっては重要な時期です。低温期を穏やかに過ごすために、この時期の過ごし方やトラブルの対処法をみていきましょう。

低温期は卵子が成長する大切な時期

妊娠のプロセスでもっとも重要な存在は卵子です。いくら精子を受け入れても、卵子自体がなければ妊娠は望めません。卵胞とは、卵子が入っている袋のことで卵巣の中で成長します。その期間は短く、低温期はわずか2週間ほどです。

月経が始まると、卵巣内には沢山の卵胞があります。それぞれ1日に1.5~2㎜のペースで成長していき、6~9日後には18~22㎜ぐらいまで大きくなっています。成長した卵子が卵胞を破って飛び出していきます。これが排卵です。

卵胞が充分に成長しないと排卵が起きにくくなります。あまり小さすぎると未成熟なまま排卵したり、排卵そのものが起きないと不妊の原因に。卵胞の成長は、卵巣の健康状態に影響されます。血液や酸素が不足すると、卵巣の機能が低下して、卵子の発育が悪くなります。

身体を冷やしたり、睡眠不足や運動不足が続くと、血行が悪くなって、卵巣の働きも悪くなります。質のいい卵子を育てるためにも、低温期はできるだけ卵巣に優しい、ゆったりとした生活を心がけましょう。

低温期にまさかの不正出血!どうしたらいいの!?

月経が終り、次の排卵までの期間を排卵期といいます。比較的コンディションがよく、健康状態が安定しています。万が一、この時期に出血があっても慌てないで下さい。すぐに止まる場合もあります。しばらく様子を見た上で、出血が続くようでしたら、産婦人科に相談しましょう。

●ホルモンバランスの乱れによる出血
排卵前に分泌される卵胞ホルモン(エストロゲン)と排卵後に分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)のバランスが崩れて、子宮内膜の壁が剥がれたことによる出血です。

●排卵出血
卵子が卵胞を破った時に出血したり、下腹部に痛みがある場合があります。すぐに止まるので心配しなくても大丈夫です。

低温期を穏やかに過ごす5つの過ごし方

●規則正しい食事を心がけましょう
バランスの取れた規則正しい食事は妊活の基本。身体が冷えると血液循環が悪くなり、卵胞の質も低下します。身体を温める食材を積極的に摂りましょう。黒豆・黒ゴマ・黒砂糖など色の濃いものや、秋から冬にかけて旬の食材などは、身体を温めてくれるものが多いです。こうした食材をメニューに取り入れて、1日3食しっかり食べましょう。

●身体を冷やさないに気をつけましょう
少しでも卵胞の質を良くしたければ、身体を温めること!身体を冷やすと代謝が低下して、卵巣に酸素や栄養素が充分に行きわたりません。卵巣の働きが悪くなり、卵胞が上手く育たずに質が低下します。低温期には、服装に気を付けたり、温かい食事を摂るようにして、身体を冷やさないようにしましょう。

●良質な睡眠をたっぷりとりましょう
夜更かしをすると、卵胞を育てる血液が余分に使われるため、卵胞の質が悪くなります。卵胞は夜眠っている時に作られるので、睡眠不足は卵胞の最大の敵です。質の良い睡眠を心がけ、睡眠時間を十分にとりましょう。

●ストレスを溜めないように心がけましょう
人間の身体はストレスを受けると、身体が緊張して、血液の流れが悪くなります。当然、卵巣にも栄養が行きわたらなくなり、卵胞の質も低下することに。いい卵胞を育てるためにも、低温期はゆったり過ごすように心がけることが大切。半身浴をしたり、アロマの香りを楽しんだり、ヒーリングミュージックを聞くなど、自分に合ったリラックス方法を実践しましょう。

●適度な運動をして血行を良くしましょう
運動不足が続くと、血行が悪くなり、卵胞が育ちにくくなります。質のいい卵子を育てるには、有酸素運動がおすすめです。あまりハードな運動をすると、かえって身体に負担がかかります。ジョギングやストレッチ、ヨガなど、マイペースで取り組める運動を習慣化するといいでしょう。